このセミナーを受講することで、
・なかなか覚醒レベルが向上しないメカニズムがわかるようになります。
・口があかない、開口範囲が小さい理由が学べます。
・ご飯を食べてくれないという問題が、なぜ起きているのかが、わかるようになります。
・先行期の問題が、認知症というだけではないことを理解できるようになります。
・覚醒が上がらない、口が開かない、ご飯を食べてくれないの問題に対して、どのようにアプローチしていったらいいのか、その解決するための徒手的アプローチ方法とメカニズムから対応策のヒントを得られます。
あなたは、摂食嚥下障害を呈している患者さんを担当していて、
「なかなか覚醒が上がらない、ご飯を食べてくれない!」
ということに直面することがあるのではないでしょうか?
高齢者であればあるほど、こういったことをよく聞きます。
また、慢性期や維持期に関わっている人からもよく聞きます。
そして、アプローチにも悩まれている方が多いのも現状です。
だからといって、
ご飯を食べない人に対して、
・すぐにご飯を引き下げること、
・無理やり食べさせようとすること、
・食べないからアプローチ出来ないと介入をあきらめること、
など、
こういったことをしていないでしょうか?
また、覚醒レベルが上がらなく、
「食べる」に繋がらない人もいてます。
そういった方を担当した際には、
・太刀打ちできず、あきらめる
・覚醒が上がるように離床だけをしている
・口腔ケアのみ
といった、ことをしてみても、結局あまり効果が見られない
といった状態ではないでしょうか?
では、なぜご飯を食べてくれないのでしょうか?
そのことを深く考えたことがあるでしょうか?
ヒントとしては、
・介入の仕方が問題となっていることがあります。
・身体の状態が問題となっていることがあります。
まだ、問題となることは多々ありますが、
その問題を全く診ずに介入を行うと、
「なかなか食べてくれない」
となり、
その状態が続くことで、嚥下筋は廃用に陥ります。
嚥下反射の閾値が高くなり、反射遅延が起きていきます。
また、無理やり食べさせていることを続けていると、
「イヤ」
が持続し、より食べなくなってきます。
そして、
最悪、その方の食べるという行いを奪ってしまうことになり、
胃瘻を選択するケースが多くなってくると思います。
また、何より、口から食べることが出来ないと、日常生活動作能力は格段と低下していきます。
確かに、
「ご飯を食べてくれない」
ということに対してアプローチしていくことは難しいですが、
根本的原因がしっかりと診て判断できるようになれば、
アプローチして食べてくれるようになる人は増えていきます。
そのため、この内容を理解し、
しっかりと患者さんを診ていくことが出来るようになると、
あなたのリハビリでのアプローチの幅は、格段と広くなっていくでしょう。
加えて、ご飯を食べてくれないことには、食事介助の方法が関係してきます。
そのため、
一つのアプローチ方法として、食事介助の方法として、
スプーンの使い方をお伝えしていきます。
このスプーンテクニックを使用することで、
取り込みの際や、送り込みの際の舌の使い方が大きく変化してきますし、
食事介助を拒否されることも軽減していきます。
また、覚醒レベルが上がらないことに対しては、疾患からの要因も関係しますが、
それ以上に身体的要因が大きく関与しています。
その理由を知っているでしょうか?
あるところに対して、アプローチすることで、
今まで、なかなか覚醒レベルが上がらなかった人でも、
覚醒が向上していくようになります。
これは、死の淵に立った方でも効果があり、
全身状態を改善させていくためにも使用できることが出来ます。
しかしながら、
ほとんどの方がアプローチをしていないことです。
この覚醒が低下するメカニズムを知ることで、アプローチの幅は大きく広がってきます。
特に、少しのことで効果がみられますし、実際に実技を通して、体感してもらえる徒手的アプローチ法をお伝えしていきます。
PT 2年目
介護老人保健施設で働いていると、認知症や食事のアプローチがあまりできていなく、先行期で少しでも楽な介助やアプローチの方法を学びたくて来ました。
基礎知識から徒手でのアプローチのやり方、認知症の方との関わり方が、とても勉強になりました。 また、講師の方もやさしく、とても丁寧に指導して頂きありがとうございます。
ST 2年目
認知症の方、高次脳機能障害の方で食事がスムーズにいかないケースが増しており、対策を学びたかったので参加しました。実技が多くて覚えやすかったです。
ST 1年目
嚥下機能は保持されているのも関わらず、拒否が強く食事量が減っていくのはなぜなのか。認知機能のほかにもどのような理由があるのか。より深く学びたいと思い参加しました。今までなかった視点を新たに取り入れることができ、患者様の食事について考えなおす良い機会となりました。1つだけでなく様々なポイントで評価し、患者様が楽しく安全に食事を続けることができるよう考えていきたいと思います。
ST 5年目
臨床でこまっている内容であったため参加しました。悩んでいる部分に対して、考えていく視点が増えたことがよかったです。自身の臨床の幅が広がったので、疑問を再度考えてみたいと思います。
ST 8年目
先行期に焦点をあてたセミナーは少なく勤務先は認知症専門病棟があるので、咽頭以降よりも先行期の問題で困ることが多かったから参加しました。講義では、たくさん質問でき、疑問点が解決できました。また、一般的な内容だけでなく個々の事例(自施設の方について)で解答をいただけたので、より現実的な印象を受けました。
ST1年目 S・Aさん
臨床現場では、単位数もあり、ゆっくりと考えることが出来ず、先行期から少しずつ学んでいこうと思い受講しました。どうしても、咽頭期の問題も多く、先行期に目を向けるきっかけにしたいとおもいました。受講してみて、自分の中で持っている知識で対応できず、解剖が苦手で不安もありながら行っていたので、少しでも学んで知識を持って患者様と関われたらいいなぁと思いました。実技もわかり易く、何度も教授いただき、ありがとうございました。また、覚醒がわるい患者様の打診で入ると、申し送り所に書いていることが出来ずに、困ってしまうこともありましたが、本日様々な手法を教えていただきましたので、覚醒が悪い原因が、本日教えていただいた手法を使用出来れば実施していきたいと思います。
PT6年目 長野さん
急性期の病院で勤務していますが、覚醒が悪くて食べれない方が多く、何とかしていきたい気持ちで参加しました。PTは一般的に四肢体幹に着目していることが多いですが、これからは、頭頸部もしっかりと評価していく必要があると感じました。スプーンを使っての食事介助方法は勉強になりました。考える視野は広がりましたが、やはり、患者さんの疾患・状態をよく観察し、評価⇔アプローチのPDCAサイクルをもう一度よく考えていこうと思いました。
OT 桝田さん
身体機能は向上しているが、なかなか食事に繋がらない人に対して、どのように関わればいいのかわからず受講しました。実技がとてもわかり易かったですし、少人数制でしたので、質問もしやすく、とても勉強になりました。整容動作も入れながらアプローチしてみたいと思います。
ST5年目 Mさん
先行期に問題がある方は多いですが、一人ひとり違った症状なので、少しでも技術の引き出しを作りたく参加しました。先生方はみなさん優しく、丁寧に教えてくださって、あまり少人数や実技中心の勉強会は苦手ですが、おかげさまでいつも気持ちよく勉強することが出来ています。ありがとうございます。
ST9年目 M・Nさん
臨床の中で意識レベルが悪く、なかなか覚醒が上がらない方や認知症のなど先行期の問題を抱えた方に対して、どのようんあアプローチをすればよいか悩むことが多くあったため、受講をしました。スプーンテクニックでは、今まで自分が行っていた食事介助方法が間違っていたことがわかり、その他、明日からでも使えそうな実践方法を教えていただき、とても勉強になりました。
その他、たくさんのコメントをいただいています。
記載がOKと言ってくださった方、ありがとうございます。